今回のWebコメントを読むと、多くの学生が教科書の知識以上に、視聴した2本のビデオから強い印象を受けたことが伝わってきました。特に、小学2年生の「赤ちゃん返り」の事例については、「わがままな行動」や「困った行動」として捉えるのではなく、その背景にある不安や寂しさ、安心を求める気持ちに目を向けることの大切さを学んだという意見が多く見られました。これは発達心理学で学ぶ愛着や情緒発達の理解につながる重要な視点です。
また、読み障害(ディスレクシア)の事例からは、同じ年齢の子どもであっても発達の仕方には大きな個人差があり、外見からは分かりにくい困難を抱えている場合があることに気づいた学生が多くいました。児童期は学習能力だけでなく、自己理解や自己肯定感が育つ重要な時期でもあります。今回の講義を通して、多くの皆さんが「行動の背景を理解することの大切さ」を学んだように感じました。将来、看護職として子どもや家族と関わる際には、目の前の行動だけで判断するのではなく、その子がどのような思いや発達課題を抱えているのかを考える視点を大切にしてほしいと思います。