第3回の講義では、「五大湖からの警鐘、環境ホルモン」を視聴した。
その後、学生に対して、「胎児期と乳児期の発達の講義を受けて、誰に、どのような内容を伝えたいと思いますか」
という問いかけを行った。
胎児期・乳児期の発達講義に関する学生コメントの内容傾向
1. 「胎児期から発達は始まっている」という理解が強い
多くの学生が、「赤ちゃんは生まれる前から周囲の影響を受けている」という点を重要視していた。
2. 妊娠中の母体環境の重要性への関心
母親のストレス、生活習慣、環境ホルモンなどが胎児へ影響することへの驚きや危機感が多くみられた。
3. 環境ホルモンへの注意喚起意識
日常生活の中に存在する化学物質が胎児や乳児へ影響する可能性について、「周囲に伝えたい」という声が目立った。
4. 愛着形成の重要性への理解
抱っこ、声かけ、笑顔、アイコンタクトなどが、子どもの情緒発達に大切であるという認識が多かった。
5. カンガルーケアへの関心
皮膚接触が安心感や脳の発達につながることに強い印象を受けた学生が多かった。
6. 「母親だけの問題ではない」という視点
父親や家族、周囲の支援の必要性を挙げる学生が多く、育児を社会全体で支える視点がみられた。
7. 将来の看護職として活かしたいという意識
妊婦や保護者に対して、自分が学んだ知識を伝えたいという専門職意識が表れていた。
8. 子どもの小さな変化を大切にしたいという姿勢
発達には個人差があり、一人ひとりを丁寧にみる必要性を感じた学生が多かった。
9. 「安心できる環境」が発達を支えるという理解
心理的・身体的に安全な環境が、脳や心の発達の基盤になるという認識が共有されていた。
10. 講義内容を家族や身近な人へ伝えたいという意欲
「将来親になる人」「家族」「子どもに関わる人」に知識を伝えたいという記述が非常に多かった。
全体的な感想
学生たちのコメントからは、胎児期・乳児期の発達が「生まれた後」ではなく、「胎児期から始まっている」という理解が深まったことがうかがえる。
特に、母体のストレスや環境ホルモン、周囲の関わりが子どもの脳や心の発達に影響することに強い関心を示していた。また、愛着形成やカンガルーケアの重要性を通して、「安心できる関わり」が発達の基盤になるという認識も共有されていた。さらに、知識を自分だけに留めず、将来の親や家族、支援者へ伝えたいという姿勢が多くみられ、看護職としての成長の芽生えも感じられる内容であった。