9/10 人間関係論の基礎意義(11)

40代に入ると中年期の始まりといえる。その前半を中年期前期、40代後半から50代半ば頃までを中年期後期と一般に考えられている。人間関係の視点から各時期の心身の特徴について捉えてみる。
前回の要約で、中年期の心身の変化について少しふれたが、今回は、特に中年期後期の心身との特徴と社会的環境について考えることにする。下図は中年期後期の個人の環境を取り巻く変化を表したものである。
同心円で示した変化は ①職業的変化、②家族内の変化、③身体的変化、④心理的変化 である。


筆者がスウェーデンで生活しているとき、当地の新聞に「家庭内離婚」という記事があり、私の友人がこの言葉の意味がうまくイメージできないということがあった。ヨーロッパをはじめ西洋の国では、結婚という男女の結びつきの必要かつ絶対条件は両者の「愛」というものである。愛とは何かということを定義することは非常に難しいものであるが、その愛によって結婚生活は成り立っている。愛が破あなたにとって家庭とはどんな存在と考えますか。現実でも理想でも構いません。

課題:中年期になった自分を想像してみてください。どんな自分を演じていると思いますか。


    締切 9/11 pm 5:00 時間厳守